医師と看護師の連携が強化され、看護師から医師に対して検査の指示などを求める依頼が60%削減
当センターは救命救急医療の中でも外傷に特化し、交通事故などの重傷患者に対応する専門集団です。緊急手術も多く予定が見えにくいという特性があります。
当初は、若手医師から意見が出るのか心配な点もあったのですが、自分は最後に発言するよう工夫したり、コンサルタントの皆さんから、若手医師の意見を積極的に採用していくやり方を目の当たりにしたりし、若手医師も活気づいていくとともに、勤務日数を変更するといった大胆な案も出てくるようになりました。また、チーム医療には欠かせない、各種専門職との情報連携にも取り組み、多職種合同カンファにも取り組みました。
その結果、医師と看護師の連携が強化され、最終的には看護師から医師に対して検査の指示などを求める依頼が60%削減するという成果を上げることができました。
取組を初めて2年間で手術件数は31%増、しかしながら超過勤務時間は27.5%減少し、シフト制への変更など体制の見直しによってなんと医師の週4日勤務を実現しました。